読者はロンの正体がリンデンだということを最初からわかっていますよね。
ただエリーゼは、なかなかロン=リンデンだとは思い至りません。
いったい何時ごろエリーゼはロンの正体に気がつくのでしょうか?
ネタバレを含みますので、先にストーリー展開を知りたくない!という方は読まないでくださいね。
そもそもロンになるのはなぜ?
リンデンがロンに変身するのは、本来は皇太子だとバレないように市中の見回りをするため。
超常能力・アーティファクトの力を使って、まったく別の人物になることができます。
髪型・髪色だけでなく、声と瞳の色まで変わるのはすごいですよね。
ただそれだけに能力の消費量も高く、変身する時間が長すぎると、次に変身するときは短い時間しか出来なかったり期間を長くあける必要があります。
↓アニメ版・ロンの紹介PV
アニメ版では4話からロンが登場していますが、リンデンの声優は阿座上洋平さんで、ロンの声優は日野 聡さんと、声優さんをちゃんとわけてくれています。
ロンとエリーゼの関係は?
ロンに変身する理由は、そのうち”エリーゼの笑顔をみたくて”という理由に変わります。
リンデンの姿だと、エリーゼはいつも緊張しているので笑顔を見ることが出来ないんです…。
リンデン自身も、ロンの姿でないと柔和な表情になれないのでエリーゼも緊張してしまうのではないかと…
ロンの姿でエリーゼの前に現れて、一緒にスイーツを食べたり演劇を観覧したりと、だんだんと親交を深める二人。
エリーゼ自身がロンへの好意を自覚した頃、ロンは第2次クリミア遠征へ出征することをエリーゼに伝えます。
ショックのあまり泣いてしまうエリーゼでしたが、徴表(ちょうひょう)のネックレスをロンに渡して、戦地から無事に戻ってきた時に返してほしいと言って別れます。
このときはまだ、リンデンがロンだとはエリーゼはまったく思っていません。
皇宮の庭でエリーゼが泣いていた時に、声をかけてきたリンデンをロンと勘違いして、リンデンとロンが似ていると思ったことはあります
エリーゼがロンがリンデンだと気づくのは?
従軍兵士の名簿を調べてもらった時に”ロン”という名前の人物がいなかったことから、参戦すると言っていたロンの名前がなぜ名簿にないのか?と疑問に思っていたエリーゼ。
とはいえそこからリンデンがロンであるとは思い至らず。
そりゃ外見から声まで違うのですから、同一人物だと思わないのは当たり前ですよね
エリーゼがリンデン=ロンだとわかるのは、第2次クリミア遠征で敵地から脱出する最中に、洞窟で一夜を過ごしたとき。
眠るリンデンの首にかかるネックレスを見て、リンデンがロンであったことに気がつくんです。
ただこのことについて具体的に書かれているのは、全143話の中のなんと141話!
終盤にきて、まさかの伏線回収!
この141話の感じからすると、すでにもっと前に二人の間ではリンデンがロンであったことは話していて、徴表もエリーゼに返していたのだと思います。
ストーリーになっていなくても、二人は日常的に語り合って、愛を深めているという雰囲気が出ているシーンです。
ロンのその後の登場シーンは?
第2次クリミア遠征の出征をエリーゼに伝えた後は、ロンの登場はありません。
戦争になってしまうし、市中視察に行っている暇もなくいろいろなことが次々と起こります。
そのうちエリーゼとも両想いになるので、エリーゼの前でロンになる必要もないのかと。
それにロンに変身するには、かなりの超常能力エネルギーを使ってしまうので、ロンとして出演した最後のシーンから次にロンに変身できるようになるまではかなりの時間を要してしまうからということもあると思います。
141話で「ロン!」とリンデンに向かってエリーゼが言っていることを考えると、きっとストーリー外で「ロンになったリンデンに会いたい!」とエリーゼにねだられて変身することもあったりして~なんて、想像してムフフとなっている私です。
お話に余韻があるので、ついついイロイロな妄想をめぐらしてしまいます♪
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