『本好きの下剋上』が気になって検索してみると、「つまらない」という言葉が出てきてびっくり!
私の推しラノベ&漫画作品が「つまらない」なんて思われているのは悔しい(笑)
そこで今回は、実際に読んで感じたことや、「つまらない」と感じる人がいる理由についてまとめてみました。
私は最初にコミカライズ版を読み、その続きが気になって「小説家になろう」のWEB版へ。
その後は書籍化小説版も読み、結局Kindle +(旧Kindle Unlimited)の読み放題対象外になった巻まで購入して、全33巻を読みました。
そんな私の結論から言うと「序盤だけで『つまらない』と判断するのはもったいない!」です。
もちろん作品には合う・合わないがあります。
そこで今回は、『本好きの下剋上』をつまらないと感じる人がいる理由や、逆にどんな人ならハマりやすいのか、実際に読んだ感想を交えて紹介します。
『本好きの下剋上』を「つまらない」と感じる理由は?
『本好きの下剋上』は、読み進めるほど世界が大きく広がっていく長編作品です。
一方で序盤には「なかなか話が進まない」「主人公が好きになれない」と感じる人がいても不思議ではありません。

ある程度の成長をするまで、主人公の性格が最悪だと著者:香月美夜先生も仰っています。
まずは、つまらないと感じる理由として考えられるものを挙げてみます。
序盤はストーリー展開がゆっくり
物語の序盤では、本好きの大学生だった主人公が異世界の幼女マインとして目覚め、自分が置かれた環境に戸惑ったり、元の世界との違いに苦しんだりする様子が丁寧に描かれています。
しかもマインが転生した世界には、当たり前のように本があるわけではありません。
「本がないなら作ればいい!」とマインは動き出しますが、紙すら簡単には手に入らない世界です。
そのため「すぐに大事件が起きるようなストーリーが読みたい」という人には、序盤の展開がゆっくりに感じられるかもしれません。
ただこの丁寧な描写があるからこそ、後々マインがどれほど大きく環境を変えていくのかが面白いんですよね。
世界観や身分制度などの説明が細かい
『本好きの下剋上』は、世界観の作り込みがとにかく細かい作品です。
身分制度、貴族社会、神殿、魔力、神々、領地、政治など、物語が進むにつれて覚えることも増えていきます。
「説明が多い」と感じる人もいるかもしれません。
でも私はこの説明がないと逆に「なぜこの人はこんな行動をするの?」「どうしてこれが許されないの?」となってしまうと思います。
特に身分差が非常に大きな意味を持つ世界なので、そのルールがわかってくるほど物語も面白くなります。
主人公マインにイライラする人もいるかも
マインは「本が読みたい!」という欲望に非常に忠実(笑)
周囲が見えなくなって突っ走ることもあり、序盤では家族や周囲の人を振り回すことも…。
作者の香月美夜先生自身も、「小説家になろう」の作品紹介で主人公の序盤の性格の悪さ?について触れているほどなので、最初のマインにイライラする読者がいるのもわかります。

でも自分が異世界でいきなり幼児になって目覚めたら、そりゃ最初の頃のマインみたく動揺してパニックみたくなってしまうと思います…。
ただしここも長編ならでは。
マインはさまざまな人と出会い、身分の違う世界を経験しながら成長していきます。
成長しつつも「本のため」にはブレない、主人公マインを長い時間をかけて楽しめるのも、この作品の魅力です。
「下剋上」というタイトルからアクション作品を想像すると違うかも
タイトルに「下剋上」と入っているので「戦ってどんどん成り上がっていく作品なんだろう」と思って読み始める人もいるかもしれません。
そう思って読むと「全然違う!」となる可能性はあります(笑)。
序盤は本作りや家族との生活が中心です。
ただし読み進めれば戦闘シーンがないわけではありません。
神殿を巡る事件や誘拐事件、魔獣討伐などもありますし、ローゼマインになってからも危険な事件は何度も起こります。

主人公は何度も何度も死にかけます…。
さらに貴族院編に入ればディッターも登場。
私はむしろ後半になるほど、「次はどうなるの!?」とワクワクドキドキする場面が増えた印象です。
私はいつから『本好きの下剋上』にハマった?
「私はどこから面白くなったのかな?」と改めて考えてみたのですが……。
私は最初からハマっていました(笑)
最初に読んだのはコミカライズ版。「絵がかわいいなぁ」くらいの気持ちで読み始めたのですが、当時はまだコミカライズ版の第二部が途中。
続きが気になって仕方なくなり、「小説家になろう」のWEB版を読み始めました。
そこからは、どんどん本好き沼へ直行となりました(笑)
神殿編から登場人物が増えて物語が広がる
第一部ではマインの家族や下町の人たち、本作りがストーリーの中心です。
それが神殿に青色巫女見習いとして通うようになると、舞台も登場人物も一気に広がっていきます。
身分の違う人たちとの関わりも増え、それまでとは違う問題が起こるようになります。
物語にどんどん奥行きが出てくるんですよね。
ジルヴェスター登場後の身分差も面白い
さらに貴族社会が深く関わってくるようになると、政治や人間関係、身分差などがストーリーの重要な要素になっていきます。
そんな中で個人的に好きなのがジルヴェスター。
アウブという非常に高い立場にいながら、それを隠して自由に動き回る姿が良い味を出しています(笑)。
そして「この人の周囲にいる人たちは大変だろうなぁ……」と思わずにはいられません(笑)
フェルディナンドが登場してさらに面白くなった!
そしてなんといってもフェルディナンドです。
なんだかんだ言いながらマインの面倒を見て、暴走すれば止め、必要なら助ける。
フェルディナンドが登場してから、私はさらに面白くなりました。
本人は「面倒事を増やすな」という態度なのに、結局ずっと世話を焼いているんですよ。
尊い(笑)
物語が進むにつれてマイン、そしてローゼマインとの関係性も変化していくのが楽しいです。
第一部で「つまらない」と切るのは待って!
もし第一部を読んで「ちょっと話がゆっくりだなぁ」と感じていたとしても、そこで読むのをやめてしまうのは少しもったいないと思います。
『本好きの下剋上』には、とにかく伏線が多いです。
初めて読んだときには何でもないように感じた場面が、後から「あれって、ここにつながっていたの!?」となることも。
全巻読んでから最初に戻ると、新しい発見がたくさんあります。
どうしても第一部が合わない場合は、お話の動きが大きくなってくる第二部から読んでみるのも一つの方法。
もっともそこからハマったら、結局また第一部から読み返したくなると思いますが(笑)
『本好きの下剋上』が合わないかもしれない人

私は大好きな作品ですが、当然すべての人に合うわけではありません。
こんな作品を求めている人には、少し合わない可能性があります。
とにかくテンポの速い作品が好きな人
『本好きの下剋上』は、出来事だけではなく登場人物の心理や世界の仕組みまで丁寧に描かれます。
そのため次から次へと事件が起きるようなスピード感重視のライトノベルが好きな人には、もどかしく感じるかもしれません。
戦闘シーンをメインで読みたい人
個人的には魔獣討伐や誘拐事件など、思ったより戦闘シーンもある作品だと感じています。
ただし物語の中心が戦闘というわけではありません。
バトル中心の異世界作品を期待すると、物足りなく感じる可能性があります。
恋愛メインの作品を読みたい人
恋愛要素を期待して読むなら、かなり気長に構えたほうがよいです(笑)
少なくとも序盤から甘い恋愛が繰り広げられるタイプの作品ではありません。
人間関係や信頼関係が少しずつ積み重なっていく作品なので、「すぐに恋愛展開がほしい!」という人には向かないかも。
ちなみに作中にはキスが絡む場面もありますが、少なくとも私が「キスシーン」と聞いて真っ先に思い浮かべる場面は全くロマンチックではありません(笑)
他領の女子がローゼマインの側近を押し倒し求婚の課題を出すよう迫るという、とんでもない場面です。
貴重な?キスシーンですが、恋愛ムードはまったくないシーンです。
カタカナの固有名詞が苦手な人
物語が進むと、登場人物がものすごく増えます。
さらに神様の名前、魔獣、土地、貴族の名前なども次々登場。
「この人、誰だったっけ?」となることもあります。
カタカナの固有名詞や細かい設定を覚えるのがかなり苦手という人には、少々ハードルが高いかもしれません。

設定集や人物紹介があるので、メモしながら覚える必要はないですよ~
逆に『本好きの下剋上』にハマりやすい人

逆に、こんな人にはかなりおすすめです。
・異世界ものの長編が好き
・細かく作り込まれた世界観が好き
・伏線が回収されるストーリーが好き
・登場人物の心理描写が丁寧な作品が好き
・キャラクターの成長をじっくり追いたい
・人間関係が少しずつ変化していく物語が好き
・一度読み終わった後に読み返して新しい発見をするのが好き
一つでも「これ好き!」と思うものがあれば、『本好きの下剋上』にハマる可能性は高いと思います。
まずWEB版を無料で読んでみるのがおすすめ
「気になるけれど、自分に合うかわからない」という方にまずおすすめしたいのが、「小説家になろう」で公開されているWEB版です。
『本好きの下剋上』はWEB版が完結まで公開されているので、無料で読むことができます。
商業出版された後にWEB版を取り下げる作品もある中、完結まで読める状態になっているのはありがたい!
まずはWEB版を読んで、自分に合う作品かどうか確認してみるのもよいと思います。
書籍版ならWEB版にはない書き下ろしSSも楽しめる
「無料で読めるならWEB版だけでいいのでは?」と思うかもしれません。
もちろん本編のストーリーを追うだけなら、WEB版でも楽しめます。
でも私は書籍版もおすすめ。
書籍版には加筆や挿絵のほか、WEB版では読めない書き下ろしSSが収録されている巻が多くあります。
しかもこのSSが面白い!
本編は基本的にマインやローゼマインの視点で進みますが、SSでは周囲の人物の視点から同じ出来事が描かれることがあります。
すると「あのとき、この人はこんなことを考えていたの!?」と、本編ではわからなかったことが見えてくるんです。
一つの出来事を別の人物から見ることで物語がさらに広がるのも、『本好きの下剋上』書籍版の魅力だと思います。
書籍版を読むならKindle +(旧Kindle Unlimited)もチェック
私は書籍化小説版をKindle +(旧Kindle Unlimited)で読みました。
2026年11月に私が確認した時点では、第20巻にあたる第四部「貴族院の自称図書委員VIII」までKindle +読み放題対象になっていました。

書籍化小説版の第1巻~第20巻まで、通常購入しようとすると17,981円(2026年11月現在)になります!
ただしKindle +(旧Kindle Unlimited)の対象作品は変更されることがあるため、利用する際にはAmazonで最新の対象巻を確認してくださいね。
第20巻まで読めれば、第四部最終巻である第21巻の直前まで読み進めることが可能。
Kindle +(旧Kindle Unlimited)は初回登録30日間無料なので、まず登録して読み放題対象の巻を読破するのがオススメです。
コミカライズから試してみるのもおすすめ
「いきなり長い小説を読むのは大変そう」という方は、コミカライズ版から入るのもおすすめです。
実は私も最初はコミカライズから読み始めました。
原作イラストとはまた違いますが、漫画なら世界観や登場人物の雰囲気もつかみやすく、最初の一歩として読みやすいと思います。
Kindle +(旧Kindle Unlimited)ではコミカライズ版の一部が読み放題対象になっていることもあるので、こちらも最新の対象作品をチェックしてみてください。
『本好きの下剋上』はつまらない?私の結論
『本好きの下剋上』は、最初から最後まで派手な事件が連続する作品ではありません。
主人公マインの生活、本作り、家族との関係などから始まり、少しずつ神殿、貴族社会、領地、そしてさらに大きな世界へと広がっていきます。
だからこそ序盤だけを読んで「つまらない」と判断してしまうのはもったいないと思います。
読み進めるほど人物同士の関係が深まり、序盤に張られていた伏線がつながり、世界の見え方まで変わっていく作品です。
もちろん好みはありますが「自分に合うかな?」と迷っているなら、まずは無料で読めるWEB版から試してみてはいかがでしょうか。
そしてハマってしまったら……。
ようこそ沼へ(笑)。
私はコミカライズから入り、WEB版を読み、書籍版にも手を出し、結局Kindle +(旧Kindle Unlimited)対象外の巻まで購入して全33巻読みました。
そんな私の「『本好きの下剋上』はつまらない?」への答えは、「序盤だけで判断するのはもったいない!」です。
まずは「小説家になろう」でWEB版を読んでみて、もっと読みたい!と思ったらKindle +(旧Kindle Unlimited)で読み放題対象で読み進めるのがオススメです♪

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